人生の主人公として
「皆さんは、人生という物語の主人公です。すぐれた映画の主人公は、問題を抱え、失敗をし、弱いところからスタートするもの。その困難を一つ一つ乗り越えるところにドラマがあり、主人公は、そのドラマを通して、成長していきます。
皆さんはまた、人生の主人公であると同時に、物語の脚本家でもあり、演出家でもあります。 人生という物語は、誰かから与えられるものではなく、自分自身で創りあげるもの。ぜひ、あなたらしい、すてきな作品を創ってください。」これは、私が本年度の入学式・始業式で生徒に伝えたメッセージです。
今、日本の学校教育の課題として、「当事者意識の欠如」があげられています。当事者意識とは、物事を「他人事」ではなく、「自分事」令和六年度 入学式」として捉える意識。当事者意識があると、課題に主体的に取り組み、そしてその結果を受け入れ、次に向けて前向きに努力していくことができます。逆に当事者意識がないと、うまくいかないことを、他人や周りのせいにしたり、受け身の姿勢が常態化したりして、前向きなチャレンジをしなくなります。
私は、この当事者意識のもとになっているのは、自分の可能性を信じる自己肯定感だと考えています。当事者意識をもち、自立した生徒を育てるため、本年度も、すべての生徒の自己肯定感向上をめざし、教育活動を進めていきます。
黒潮香るすばらしい環境のもと、素直で明るく育つ生徒たち。そんな生徒たちが、自分の可能性を信じ、失敗を恐れることなく、目の前の課題に思い切りチャレンジしていけるよう、教職員一丸となって全力で支援していきます。地域・保護者の皆様のご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いします。
令和六年度高豊中学校教育方針
学校教育目標
「自主・協力・創造」の心を養い、徳・知・体の調和と統一のある人間性豊かな生徒を育てる。
めざす生徒像
○ 自ら学ぶ生徒
○ 人と自然を愛する生徒
○ たくましく生き抜く生徒
高豊中生徒の指針
「くろしお魂」
く くじけない心
ろ 労を惜しまぬ体
し 信頼する仲間
お 大きな夢
すべての生徒が通いたくなる魅力的な学校 《活躍の場認められる場 安心できる場》を創り すべての生徒に豊かな経験をさせ すべての生徒の自己肯定感を向上させる。
本年度の重点努力目標
① 思考力・表現力の育成をめざした授業づくりと感動的な行事の創造
② 自他のよさ・成長を実感できる指導や評価の実施
③ 人間関係づくり活動の充実「スリンプルプログラム」の実施
④ 小中一貫教育の充実による保護者・地域・小学校との連携