
生徒主体の学校行事は、高豊中の自慢! 校長小野田朋恵
本校の学校行事では、生徒の主体性を育むことを目的の一つに掲げています。その実現のために、スタッフ制度を導入しています。スタッフとは、行事の運営に必要な役割を分担し、準備、練習や当日の運営、片づけまでを行うメンバーのことです。
私が四月に赴任し、最初の学校行事は五月に行われた「黒潮体育祭」でした。スタッフは希望性で、一年生は五人、二年生は十人という人数制限があり、三年生はフリーで希望を募りました。全校で百七十人を超えるスタッフ希望者が集まりました。まず、その数の多さに驚きました。これだけの生徒が、どんな活動をするのか、本当に主体的に動くことができるのか、という不安な気持ちをもちながら、活動を見守ることにしました。
スタッフ会は、昼放課に開催され、運営、司会、放送、器具等、孫ごとに集まり、役割についての理解と、仕事の分担をしていきました。スタッフ会は九回計画されていて、それぞれの係ごと必要な練習や準備を行っていきました。
体育祭前日の午後に行われたリハーサルでは、初めから最後までの通し練習が行われました。参加したのはスタッフだけで、全校生徒がいるわけではありません。すると、それぞれの種目の競技者として、その時に係の仕事がない生徒や教員が入場したり、綱引きをしたりし始めました。係の仕事の確認をすることはもちろんですが、同時にリハーサルを楽しむ姿が見られ、運動場全体が温かい空気に包まれていました。その時、「黒潮体育祭は必ず成功する」と確信しました。
体育祭当日は、予定通り競技が進み、全力で体育祭を楽しみ、盛り上がる姿が見られました。全力で競技に挑む姿、大声で応援する姿、裏方として競技の準備や進行をするスタッフの姿を見て、中学生がもっているエネルギーの大きさを感じ、生徒たちが創り上げたことに感動しました。体育祭に全力で取り組んだ生徒の表情も素敵でしたが、スタッフをやり切った生徒の充実した表情を忘れることができません。
その後、「高豊フェス」「合唱コンクール」など、スタッフ長を中心に多くのスタッフが運営する学校行事が行われました。その度に、生徒から多くの感動をもらいました。高豊中学校では、学校行事だけでなく、学年行事をはじめ、多くの場面で生徒の主体性を大切にした活動を行っています。この取り組みは、今後も継続し、高豊中学校の自慢にしていきたいと思っています。
三月には、二年生スタッフを中心に「三年生を送る会」が開催されました。二年生が初めて中心となる学校行事で、多くの生徒がスタッフに立候補し、準備が進められました。「生徒主体の学校行事」が確実に後輩に引き継がれていることをうれしく思います。
来年度も、生徒主体の行事を継続していけるように、教職員一同力を合わせて生徒を導き、支援してまいります。そして、行事をご覧になった保護者や地域の皆様に、中学生がもっているエネルギーを感じていただき、感動をお届けできればと思っております。日頃は本校の教育活動にご理解・ご協力今後を賜り、誠にありがとうございます。も、どうぞよろしくお願いいたします。

