たかとよ 第46号

学校教育目標
「自主・協力・創造」の心を養い、徳・知・体の調
和と統一のある人間性豊かな生徒を育てる。

・自ら学ぶ生徒
・人と自然を愛する生徒
・たくましく生き抜く生徒

高豊中生徒の指針
く・・・くじけない心
ろ…労を惜しまぬ体
し…信頼する仲間
お…大きな夢

豊かな体験が、子どもを育む

「高豊フェスではダンスを披露しました。今年は二回目の出演でしたが、去年とは違ってリモートではなく体育館の舞台で披露したのでとても緊張していました。しかし、手拍子が聞こえてきてだんだんと緊張がほどけて、最後は練習通りに完璧に踊れました。人前に立つことは緊張しますが、高豊フェスで舞台に立てたことは自信につながりました。」

「私に自信を与えてくれたのが生徒会執行部への挑戦でした。執行部の活動は大変なこともありましたが、演説や司会進行、企画の起案など、たくさんの『初めて』を経験できた場所でもありました。今思えば、この挑戦が私を成長させる、一つのきっかけとなりました。」

これは、一年を振り返った二人の生徒の言葉です。ここには、大勢の人の前に立つというリアルな体験や、勇気を出してチャレンジした初めての経験が自信や成長につながったことが表現されています。

「説明会に参加し、中学校に対して不安がっていた六年生の子どもたちがワクワクに変わったのを感じました。また、勉強に取り組む姿勢にも、真剣さが増してきました。直接学校を見たり、先輩の姿を見たりして、雰囲気を直に感じることの大切さを改めて感じました。」

これは、三年ぶりに対面で開催した新入生説明会に参加してくださった小学校の先生の言葉です。

本年度、本校は、「すべての教育活動は、子どもたちの自己肯定感向上のために~学校を「活躍の場」「認められる場」「安心できる場」に~を合言葉に教育活動に取り組んできました。

特に、ここ数年の社会情勢の中で、縮小傾向にあった生徒の活躍の場」。これをどう充実させるのかが、今年一年の大きな課題でした。

黒潮体育祭、自然教室、修学旅行、高豊フェス、黒潮文化祭、農業体験活動、海岸クリーン活動・・・。制限はありながらも、今年一年、学校行事の改善・充実を図りました。これらの活動の中で、マスク越しではありましたが、生徒の笑顔や真顔をたくさん見ることができました。

前述の生徒や先生の言葉が表すように、リアルな体験、リアルな人とのかかわりは、大人が思う以上に生徒の心を動かし、生徒の成長に大きな影響を与えているということを改めて実感した一年でした。

保護者や地域の皆様、本校教育活動へのご理解・ご協力本当にありがとうございました。今後も、生徒の成長につながる豊かな教育活動を創りあげていきたいと考えています。

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