青少年育成だより43号

青少年健全育成会会長
竹 内 出 雲

日頃より保護者、地域、各種団体の皆様には青少年健全育成会の活動にご理解ご協力を賜り、心より感謝を申し上げます。

コロナが5類に引き下げられ、マスク着用やソーシャルディスタンス等の行動規制の撤廃で、今までのようにとはいえないものの、『やりたかったことができるようになった』そんな一年になったのではないでしょうか。

この一年を振り返ると、各学校でさまざまな行事を実施することができ、コロナ禍では規模を縮小していた活動が少しずつではありますが活気を取り戻してきたように感じました。

しかしながら、依然コロナ感染者は多く、更には追い打ちをかけるようにインフルエンザが猛成を振るっており、学校活動、地域活動においても、関係者皆様の心配のタネとなっているに違いありません。

また、最近ではネット環境の充実で、子どもたちが身近にインターネットから情報を得られるようになり、まちがったソースを鵜呑みにして、大きな犯罪に巻き込まれたり、自身が罪を犯してしまったりするケースも増加の一途を辿っているように感じます。ネット環境の普及が必ずしも子どもによい影響を与える訳で
はないことを、私たち大人も理解したうえで行動するべきなのではないでしょうか。

コロナ対策を並行しつつではありますが大人数での交流も行えるようになりました。未だマスクを外すことにためらいをもつ子どもたちも少なからずいるように見受けられますが、心と体の成長に大切なこの時期、しっかりと確実に一日一日を一歩ずつ歩んでいけるように、学校、保護者、地域全体で温かく成長を見守っていければと思います。

最後になりましたが、これからも青少年健全育成活動にご理解ご協力を賜り、参加していただければ幸いです。

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ふるだと大好き、高根っ子

高根小学校では、恵まれた自然環境を生かした教育活動を行っています。四年生は、総合的な学習「みんなに伝われ!高根蝶の花ブロジェクト」で、地域の特産である胡蝶蘭の栽培農家の方を講師に迎え、育成の体験をしながら工夫や努力について学びました。生産量全国一位をほこる豊橋の胡蝶蘭のよさをクイズや絵手紙で伝えたり、学習発表会で発表したりして、全校児童や保護者、地域の方々に発表しました。学習の終わりには、自分で一生懸命に育てた蘭を家族にブレゼントしました。五年生は、地域の方の協力のもと、米作りを行っています。地域教育ボランテイアの方の指導を受けながら、籾まきから田植え、稲刈り、脱穀まで体験することができました。五年生の総合的な学習のテ―マ「食品ロスをへらそう」にのっとり、収穫した米をフードバンクに寄付したり、お世話になっている地域の方にブレゼントしたりして、大切に使う計画を立てています。

~学習を終えて~
高根蝶の花プロジエクト
・わたしは、勉強が始まるまで名前すら知りませんでした。でも、今は高根の花として、ほこらしく思っています。また、みんながクイズや絵手紙を読んでくれて、蘭について知ってくれるので、とてもうれしいです。自分で育てた胡蝶蘭をわたしたとき、お母さんが笑顔になったので、胡蝶蘭はすてきで魅力的な花なんだなと思いました。

・最初は何も知らなくて、伊藤さんや北谷さんに教えてもらっていろいろなことを知ることができました。十年後の未来には、かれずに、水やりをしなくてもずっときれいに咲いている胡蝶蘭があるといいなと思います。これからも胡蝶蘭がこの豊橋に広まることを願っています。

米作り
・体験して思ったことは、稲刈りの大変さです。こしをまげて作業するのでつかれるし、しばるときにけっこう力が必要でした。この稲刈を毎年やるなんて、農家の方はすごいと思いました。実際やってみると、最初は歩くだけでも大変だったけど、結ぶのがうまくなったり、稲を刈るのが速くなったりしました。

・こんなに忙しいことを若手がやらず、高齢者の方ばかりがやっているけど、わたしたちみたいに若い人がやれたら、日本も輸入に頼らなくてすんで食料自給率が高くなっていくと思います。自分が大きくなったら、自給自足
でくらしていけるくらい、がんばりたいです。

子供たちの力で学校をよりよく
児童会活動の充実

富士見小学校は児童会活動や学級活動の中で、子どもたちがかかわり合い、認め合える集団を育成することを目標に取り組みました。
「代表委員会」での活動を充実させ、子どもたちがより自主的に取り組めるようにしました。代表委員会は、学校生活の充実と向上のために、学級代表と各委員会委員長、計画委員会で組織されています。各委員会から提案された議題について検討し、可決・承認されると学級代表が各学級へ連絡します。
今年度は、計画委員会が中心となって「富士見ンピツク」「あっぱれ全力わくわくパフォーマンス」という児童集会を開催しました。
「富士見ンピック」では、縦割り班の絆を深めるという目的で、低学年から高学年まで楽しめる内容を考えて提案し、会の運営を行いました。「あっばれ全力わくわくパフォーマンス」では、事前にオーディションを通過した十組の出演者が、自分の特技を全校児童に披露しました。
子どもたちが中心になって活動する機会が増え、自らの力を生かし、よりよい人間関係を築いて、すすんで諸活動に取り組もうとする姿が見られまた。

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「百人百花」を目ざして

子どもたちが考えて企画する「たてわり遊び』『たけのこプロジェクト』は、豊南の自然の中で、
子どもたちがふれ合いながら思いやりの気持ちを育むことができる大切な活動です。
また、たてわり班での掃除、委員会活動などにおいても、上級生が中心となって、心のつながり
を大切にした活動をしてきました。 一人一人が心の花を咲かせ、みんなが輝く「百人百花」を目ざ
しています。

運営委員長として
六年 山田 もあな
私は二年間運営委員会に入り、今年は委員長を務めました。委員長として、行事の時に話をしたり、代表委員会の司会をしたりしました。行事を企画する時は、昨年の経験を生かして、積極的に意見を言うことができましたしまた、他の運営委員とも協力することができたと思います。
今年はコロナによるマスクの規制が緩くなり、行事などでもみんなの顔がよく見えるようになりました。特にあいさつ運動では、元気にあいさつをしている様子がわかり、「がんばって準備をしてよかった」と、とてもやりがいを感じました。
これらの経験を生かし、人の役に立つ行動ができるように、これからもがんばりたいと思います。

すべてがチヤレンジ!
五年 木野 茜里
私は五年生になって運営委員会に入りました。その中で特にがんばったことが
二つあります。一つめは、たけのこフェスタの司会です。本当に初めての司会進行だったので、とても緊張しました。全校の前では、こんなに緊張するんだと思いました。二つめは、児童集会です。みんなが楽しめるように企画を工夫したり、わかりやすい説明を考えたりしました。初めての児童集会はとても緊張して、声が出に
くかったけれど、先ぱいたちががんばっている姿を見て、私もがんばりました。
来年は最高学年になるので、学校のリーダーとして全校のお手本となれるようがんばりたいです。

生徒スローガン「喜怒愛楽」を掲げて!

生徒会スローガンについて
「喜ぶ」「努力する」「愛する」「楽しむ」の4つの気持ちをもって生活していきたいという願いが込められています。充実した学校生活にするためにさまざまな活動に取り組んでいます。

忘れられない高豊フェス
渡邊 大翔
九月に高豊中の大きな行事の一つである高豊フェスがありました。今年はとても多くのパフォーマーが集まり、ダンスやコント、歌などを披露し、高豊中を盛り上げました。僕たち生徒会執行部も、高豊フェスを盛り上げるために、高豊グレートコ
レクションを企画しました。
僕は、パフォーマー兼生徒会長として、二か月近く前から準備をしてきました。登場の仕方や演技方法など、よりよい形を目ざしました。そうして準備を
進めていく中で、仲間との意見共有もたくさん行ってきました。
そして、本番。ステージの上から見る全校生徒のみんなからは、笑顔や歓声があふれていました。こうして、高豊フェスは大成功を収めることができました。

最高の虹を目ざして
森井 心春
「有志合唱をやりたい」私がスタッフ長になって最初に思ったことでした。合唱団員募集のために、お昼の放送で曲を流したり、声かけをしたりしました。
そのおかげで、約百人の生徒・先生が集まり、どんな合唱になるか期待で胸がいっぱいになりました。
しかし、本番までは苦悩の連続でした。指揮の指導を受けた時、あまりにも難しく、指揮者の大変さを知りました。練習でも指揮と合唱が合わず、だんだんと不安になり、自信をなくしていきました。本番直前まで不安でしたが、

一緒にがんばった副スタッフ長の伴奏に合唱が重なった瞬間、不安が嘘みたいにふきとび、素敵な合唱がホール全体に広がりました。演奏後の温かい拍手を受けて、これまでにない達成感を味わうことができました。感動的なこの有志合唱をこれからも続け、伝統にしていってほしいです。

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第一回 学校保健委員会

いのちと真剣に向き合うために

~正しく知ろう がんの知識~

保健委員長 大澤 琉瑠
がんは将来、二人に一人がかかる病気だと言われています。若い人でもかかる可能性があると知り、とても怖いなと思いました。
しかし、今回の学校保健委員会の中で、生活習慣を見直すことでリスクを減らすことができると学びました。その一つが食生活です。
兼子先生に示していただいた一日に必要な野菜の量は思ったよりも
多く、意識して野菜を摂るようにしたいと思いました。給食では野
菜や塩分の量がしっかり管理されていますt栄養素をバランスよく摂ることは、健康管理にとって重要なものだと感じました。
がんのリスクを少しでも減らし自分の健康を維持していくためにも、自分の生活習慣を見直していきたいと思いました。

豊橋まつりでの販売活動を通して

農業体験学習を終えて
渡會 純鈴
私は10月の豊橋まつりで行われた「伸びゆく子どもたちの作品展」の販売活動に初めて参加しました。販売したのは6・7組のみんなで心をこめて作った給食セットやぞうきんなどです。最初は少し緊張していましたが、がんばって大きな声でお客さんに宣伝したり、おつりを間違えないように気をつけて計算したりすることができました。たくさんのお客さんに買ってもらえてうれしかったです。

海岸クリーン活動
一年二組 沖 蘭
農業体験学習では農作業を体験したり農家さんヘインタビューをしたりしました。わたしは笹百合保存会のみなさんと活動をしました。笹百合保存会のみなさんの話を聞き、自分たちでササユリを大切にしていこうという思いをもって活動していることを知りました。また、 一緒に活動をしたときには作業のやり方を優しく教えてくださり、地域の人の温かさを感じました。今回学んだ地域のよさを、わたしたちも大切にしていきたいです。

環境委員長 橋本 凛翔
十一月二日に海岸クリーン活動を行いました。海岸には小さなプラスチックごみや大きな流木などがたくさんありました。私たちだけでなく、PTAや地域の方々にも協力していただき、全員でたくさんのごみを集めることができました。海岸のごみを集めたことで、ウミガメが産卵しやすい砂浜にすることができたと思います。高豊中学校の伝統行事であるこの海岸クリーン活動を未来へと引き継ぎ、美しい海をずっと守っていきたいです。

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