PTA高豊135号

年をふりかえって

教頭 石川安余
「陽口」という言葉を知っていますか。「ひなたぐち」と読むのだそうです。私がこの言葉を知ったのは半年ほど前の新聞の投稿欄でした。調べてみると、この言葉は、本人のいない場所で悪口を言う「陰口」の対義語で、本人のいない場所で褒める、感謝するという意味だそうです。誰かが自分の陽口を言ってくれて、それが巡り巡って自分の耳に入ってくるということは、気恥ずかしさがありながらも、うれしく感じるはずです。そして、またがんばってみようと思えるのではないでしょうか。

また植物を育てるときに、毎日、「早く、芽が出てね」と言うと、芽が早く出ると聞いたことはありませんか。よい言葉を毎日かけた植物と悪い言葉を毎日かけた植物では、よい言葉を浴びた植物の方が成長が早いそうで、よい言葉は生育によい影響を与えるようです。

褒めることやよい言葉は人に対してよい作用があり、これらの言葉で人は成長すると思います。毎日、子どもたちと接する私たち教職員がこのことを忘れてはいけません。まもなく今年度が終わり、四月から新しい学年がスタートします。高豊中生が前向きにがんばれるよう、私たち教職員が温かい声援を送っていきたいと思います。

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