火災警報器 設置状況について

春寒の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は消防行政に対して格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、令和4年度より住宅防火対策推進として、全校区を対象に住宅用火災警報器の設置に係る啓発のため、戸別訪問調査を開始させて頂きました。

今年度の対象校区でありました、富士見校区住民の皆様には調査へのご協力とご理解を賜り、誠にありがとうございました。つきましては、下記のとおり調査結果をご報告致します。

【富士見校区 調査結果】
1.調査件数: 1,960件(調査実施件数 1,282件 回答率 65.4%)

2.住宅用火災警報器の設置状況について
設置済(一部設置を含む) 1,062件( 82.8%)
未設置 220件( 17.2%)

3.設置状況の内訳
設置から10年以上 483件( 45.5%)
設置から10年未満 505件( 47.6%)
交換済 156件( 24.4%)
設置時期不明 74件( 7.0%)

【調査結果からの考察と今後の対策】
富士見校区の住宅用火災警報器(以下「住警器」)の設置率は82.8%であり、豊橋市全体の設置率(88.3%)に対して低い状況でした。全国的に見ると、火災による死者の約半数が逃げ遅れによるもので、特に高齢者(65歳以上)の死者数が全体の約7割となっています。

住警器を設置するメリットは、①火災を早期に発見し、被害を抑制すること、②逃げ遅れによる死者を防ぐこと、これらに対して非常に高い効果があります。また、既に住警器を設置している世帯のうち10年以上経過している割合は45.5%ありますが、定期点検による動作確認が重要です。知らないうちに電池切れとなり、いざという場合に警報音が鳴らなかったという場合も考えられます。

今後も豊橋市消防本部では、住警器の設置効果に対する啓発を継続していくとともに、高齢者世帯で交換が困難な場合は、消防職員が直接訪問し、交換作業も行いますので、校区の皆様への周知も合わせてお願い申し上げます。

担当 南消防署 署長補佐(予防) 森下 晃次
電話 46-0119

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