令和5年年末の交通安全市民運動実施要綱
期間
2023年12月1日(金)から
12月10日(日)までの10日間
市内一斉大監視 12月6日(水)午後4時から午後6時の間
目的
年末は師走特有の慌ただしさから、運転者や自転車利用者等の注意力が散漫となり交通事故の増加が心配されます。
また、この時期は1年を通じて日没時刻が最も早くなり視認性の悪い日没後の時間帯と職場や学校等からの帰宅時間帯が重なることにより、夕暮れ時から夜間の交通事故の危険性が高まります。
さらに忘年会等、飲酒の機会が増えることから飲酒運転による交通事故の増加も懸念されます。
そこで、下記の運動重点に沿った年末の交通安全市民運動を市民総ぐるみで展開し、市民一人一人の交通安全意識を高めるとともに、交通事故の防止を図ります。
運動重点
・夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び歩行者の安全の確保
・運転者の安全運転意識の向上及び飲酒運転等の根絶
・自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
スローガン ストップ・ザ・交通事故 〜高めようモラル 守ろうルール〜
サブスローガン 実践しよう 交通安全スリーS 運動
東三河統一スローガン 安全運転 ゆっくり走ろう 東三河
2023年後方重点
♢ ドライバー 画面見ないで 前を見て
♢ 手をあげよう あなたを守る 意思表示
♢ 手にスマホ 耳にイヤホン 事故のもと
♢ 横断は 車に手を上げ 目で合図
Stop (ストップ)
・赤信号は確実にストップ、一時停止場所では自転車もストップ
・横断歩道や交差点では歩行者優先
・飲酒運転の根絶
Slow (スロー)
・こどもや高齢者を見かけたらスローな運転
・見通しが悪い交差点では徐行
Smart (スマート)
・全ての人に対して思いやりをもった運転と運転中はスマートフォン等を絶対使用しないスマートな運転
・シートベルトの全席着用の徹底
・急発進や急制動をしない、落ち着いたアクセルの踏み込みなど環境に配慮したスマートな運転
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◎ 取組内容
運動重点1 夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び歩行者の安全の確保
(1)夕暮れ時と夜間の事故防止
⚪︎ 視界が悪くなる夕暮れ時と夜間の交通事故を防止するため明るい服装の着用や反射材用品の視認効果の周知及び自発的な活用の実践を促進する。
⚪︎ 夕暮れ時における自動車・自転車の「ライト・オン運動」を実践するとともに、自転車運転者においては対向車や先行車がいないときは走行用前照灯(ハイビーム)の活用を周知する。
(2)歩行者の交通ルール遵守と交通マナー実践の徹底
⚪︎ 信号を守る、横断歩道を利用するなど交通ルールの遵守徹底を図る。
⚪︎ 走行車両の直前・直後の横断や横断歩道外横断、信号無視、「歩きスマホ」等の危険性を周知する。
⚪︎ こどもや高齢者それぞれの事故の特徴を踏まえた交通安全教育を促進する。
⚪︎ 横断時にドライバーと意思疎通を図る「ハンド・アップ運動」の実践を促進する。
(3)歩行者の安全確保
⚪︎ 通学路やこどもが日常的に集団で移動する経路における見守り活動を推進する。
⚪︎ 生活道路対策を推進するとともに通学路交通安全プログラム等に基づく点検や対策を推進する。
運動重点2 運転者の安全運転意識の向上及び飲酒運転等の根絶
(1)運転者の交通ルール遵守と交通マナー実践の徹底
⚪︎ 運転中のスマートフォン等の使用等の危険性の周知と罰則について広報啓発を推進する。
⚪︎ こどもや高齢者、障害者等を見かけたら、速度を落とすなどの思いやり運転の励行(れいこう)を推進するとともに「交通安全スリーS運動」の実践を働き掛ける。
⚪︎ 横断歩道の標識や標示(ダイヤマーク)を見たら、速度を落として、前方の横断歩道周辺に歩行者がいないかを確認し、横断中又は横断しようとする歩行者がいる場合には必ず一時停止をして、その通行を妨げないよう「横断歩道における歩行者優先」を徹底する。
(2)二輪車運転者等に対する広報啓発
⚪︎ 二輪車の特性や信号無視、速度超過の危険性の周知やあごひもの結着等によるヘルメットの正しい着用とプロテクターやエアバッグジャケット等の着用による被害軽減効果に関する広報啓発を推進する。
⚪︎ 若者層のみならず中高年に対する二輪車安全教育・広報啓発を推進する。
(3)高齢運転者の交通事故防止
⚪︎ 加齢に伴う身体機能の変化が運転などに及ぼす影響等の交通安全教育及び広報啓発を推進する。
⚪︎ 運転免許証の自主返納制度及び自主返納車に対する各種支援施策について広報する。
⚪︎ 先進安全技術を搭載した安全運転サポート車(略称:サポカー)について普及啓発に努めるとともにサポートカー限定免許制度についてや高齢者安全運転支援装置設置促進事業費援助等の広報啓発を促進する。
⚪︎ 身体機能の変化により、安全な運転に不安のある運転者等に対する安全運転相談窓口(#8080)を積極的に周知し必要に応じて利用を促す。
(4)飲酒運転の根絶
⚪︎ 交通事故被害者等の声を反映した広報啓発活動を通じ、地域ぐるみで「飲酒運転四(し)ない運動」を徹底するとともに「飲酒運転を許さない社会環境」の醸成を図る。
⚪︎ 飲食店等においては運転者への種類提供禁止を徹底するほか飲酒をせず運転する人をあらかじめ決めておく「ハンドルキーパー運動」を促進する。
⚪︎ 安全運転管理者等による運転者に対する運転前後の酒気帯びの有無の目視やアルコール検知器を用いた確認を行うとともに業務に使用する自動車の使用者等の義務に関する指導を徹底する。
(5)妨害運転の根絶
⚪︎ 妨害運転の悪質性・危険性の周知と罰則について広報を推進する。
⚪︎ 無理な進路変更や追い越し等をせず、「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持った運転の必要性を広報しドライブレコーダーの更なる普及を促す。
⚪︎ 妨害運転を受けた場合はサービスエリアやパーキングエリア等、安全な場所に避難するとともに110番通報をすることを呼びかける。
(6)後部座席を含む全席シートベルトの着用とチャイルドシートの正しい着用の徹底
⚪︎ 「カチッと100!」を合言葉に後部座席を含めた全ての座席のシートベルト着用を必ず声掛け・確認してから出発を促進する。
⚪︎ シートベルトの高さや緩みの調整、チャイルドシート本体の確実な取り付け方法及びハーネス(肩ベルト)の締付け型等、正しい使用方法の周知徹底を図る。
運動重点3 自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
(1)自転車利用者のヘルメット着用と安全確保
⚪︎ 全ての自転車利用者に対し、ヘルメット着用の必要性・効果に関する理解の促進と努力義務化を踏まえた着用の徹底に向けた広報啓発をさらに推進する。
⚪︎ 夕暮れ時の早めの灯火点灯と反射材用品等の取付け促進による自転車の被視認性の向上を図る。
⚪︎ 自転車利用者の安全を確保するための定期的な点検整備を促進する。
⚪︎ 自転車事故被害者の救済に資するための損害賠償責任保険等への加入を徹底する。
(2)自転車の交通ルール遵守と交通マナー実践
⚪︎ 「自転車安全利用五則」を活用した通行方法や自転車通行空間が整備された箇所における通行方法の羞恥と遵守及びマナーの実践の徹底を図る。
⚪︎ 信号の遵守や交差点での一時停止・安全確認のほか、夜間の無灯火走行、飲酒運転、二人乗り、並進走行の禁止など、基本的な交通ルールの周知と遵守の徹底を図る。
⚪︎ スマートフォン等使用時や傘差し等の片手運転の危険性について周知と指導を徹底する。
⚪︎ 自転車を用いた配達業務中の交通事故防止のために関係事業者等に対する交通安全対策の働きかけ等、配達員への交通リール遵守の徹底を推進する。
(3)特定小型原動機付自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
⚪︎ 被害軽減のためのヘルメット着用及び新たな交通ルールの周知と遵守を徹底する。
⚪︎ 特定小型原動機付自転車の販売業車、シェアリング事業者等と連携して安全利用について広報啓発を更に促進する。
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特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)について〜
2023年7月1日 道路交通法の改正
新しい車両区分
「特定小型原動機付自転車」が規定
・16歳以上は免許がなくても運転可能
・16歳未満は運転禁止
・公道を走行するには
① 保安基準に適合
② 自賠責保険(共済)への加入
③ ナンバープレートの取り付けが必要
16歳以上の者が下記の危険行為を3年以内に2回以上繰り返すと「特定小型原動機付自転車運転者講習制度(3時間6000円)」の対象となります。
17の危険行為
① 信号無視
② 通行禁止道路の通行
③ 歩行者用道路での徐行違反
④ 歩道通行や車道の右側通行等
⑤ 歩道徐行義務違反
⑥ 路側帯進行方法違反
⑦ 遮断踏切への立ち入り
⑧ 交差点優先車妨害(左方優先等)
⑨ 交差点優先車妨害(直進・左折車妨害)
⑩ 環状交差点の通行車妨害
⑪ 一時不停止等
⑫ 整備不良車両の運転
⑬ 酒気帯び運転等
⑭ 共同危険行為等
⑮ 安全運転義務違反
⑯ 携帯電話使用等
⑰ 妨害運転
運転免許証の自主返納
運転に不安を感じる方やそのご家族の方は運転免許証の自主返納についてご検討ください。
返納後は警察署や免許センター等で「運転経歴証明書」の申請が可能です。
運転経歴証明書は身分証として使うこともでき、また提示することで受けられる特典もあります。
また、自主返納をした70歳以上の豊橋市民の方は豊橋市役所で以下の申請も可能です。
○ 交通助成券の交付
助成券の種類(いずれか1つ、5000円分)
タクシー料金助成券
交通助成券(電車・バス・コミュニティバス共通)
元気バス購入助成券
○ 電動アシスト自転車購入補助金制度
電動アシスト自転車購入費用の4分の1
(上限15000円)
詳しくは市役所安全生活課までお問い合わせください。
「豊橋交通安全アプリ」を知っていますか?
市内の人身事故発生件数を減らすため、豊橋市と豊橋技術科学大学で共同で開発をしたICTを活用したアプリです。
このアプリでできること
① 市内の交通事故危険箇所の確認
② 通学路の危険箇所やゾーン30のエリアの確認など
③ ご自身が危険だと思った地点を登録し、他の方と情報共有
ストップ「横着横断」!!
歩行者の”横着横断”による交通事故が後を絶ちません。
横着横断は危険です。道路を横断するときは近くの横断歩道や歩道橋を渡りましょう。
〜 ライト・オン運動 〜
運転者の視認性の向上を図り、歩行者・自転車利用者や対向車に自車の存在をいち早く知らせる取り組みです。
点灯時刻の目安(日没時刻の概ね1時間前)
12月、1月・・・16:00
※ 雨天・曇天の視界不良時は昼間でも点灯
飲酒運転四(し)ない運動
運転者は
○ 運転するなら酒を飲まない。
○ 酒を飲んだら運転しない。
家庭・地域では
○ 運転する人に酒をすすめない。
○ 酒を飲んだ人に運転させない。